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『グラフィックノベル ベルリン1928-1933』
¥4,950
SOLD OUT
作:ジェイソン・リューツ 訳:鵜田良江 発行:パンローリング 発売:2023年4月15日 B5判、並製、592ページ 原書:Jason Lutes, "BERLIN", Drawn & Quarterly(カナダ) 20カ国語に翻訳されたグラフィックノベルのベストセラー。 完成に22年をかけた歴史大作。 街は静かに破滅へと向かう――。 人びとはいかにしてナチスに傾倒していったのか。 共和国は人びとになにをもたらしたのか? リベラルな大都市からファシズムの拠点へ。 ジェイソン・リューツは、1920年代のドイツの大都市を、住民の目を通して複雑に描きだしている。彼らの人生は、優しさと残酷さ、愛と憎しみ、セックスと死の十字路で交差する。煙草のけむりが充満するサロン、崩れかけた歩道、にぎやかな駅、華やかなカバレットなど、街そのものが活気づいていた。 ワイマール共和国時代、ベルリンはヨーロッパの最先端であり、創造性、政治思想、性的自由が、忍び寄るファシズムの足音にもみ消される前に明るく輝いていた――このような時代背景を見事に表現した傑作。 示唆に富み、現在の社会問題を映しだすグラフィックノベル 1928年、マルテ・ミュラーは引き寄せられるように脈動する首都ベルリンへ向かった。芸術アカデミーに通いはじめたマルテは、それからの数年間、時代のあふれる豊かさと悲惨さを経験する。カバレットやサロンで米国のジャズが流れ、性の解放が進むいっぽうで、経済危機と過激な政治活動が路上をすでに埋めつくしていた。矛盾する世界が並存し、交錯する1930年代初頭の街で、マルテはみずからのアイデンティティをたしかめようとする。しかし、ドイツという国がそうであったように、未来への選択を迫られていき……。 ジェイソン・リューツは、崩壊が進むワイマール共和国を舞台に、マルテの運命とほかの人物たちの人生を結びつけ、この時代の複雑なスペクタクルをつくりあげていく。言論の力への信頼を失ったジャーナリスト、クルト・ゼフェリング、政治のうねりのために家族がバラバラになった労働者グートルン・ブラウン。はびこっていく反ユダヤ主義の標的にされたユダヤ人の少年ダーヴィト・シュヴァルツ……ベルリンの街角で彼らの運命が交錯する。 世界で50万部突破の大ヒット! 【受賞履歴】 アングレーム国際漫画祭公式セレクション(2020) ミケラッツィ賞最優秀外国語シリーズ賞(2019) ルドルフ・ダークス賞最優秀歴史ドラマ(2019) EGLアワード ブック・オブ・ザ・イヤー(2019)
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『少女が見た1945年のベルリン ――ナチス政権崩壊から敗戦、そして復興へ 』
¥3,080
SOLD OUT
原作:クラウス・コルドン 脚本・構成:ゲルリンデ・アルトホフ 作画・構成:クリストフ・ホイヤー 訳:鵜田良江 発行:パンローリング 発売:2022年3月14日 A5判、248ページ 原書:Klaus Kordon, Gerlinde Althoff, Christoph Heuer, "Der erste Frühling", Carlsen Verlag GmbH(ドイツ) 戦争の悲惨さを伝えるドイツ発のグラフィックノベル 市民が空爆にさらされるウクライナ。77年前のベルリンでも同じ光景があった。 本書は、クラウス・コルドンの長編小説『ベルリン1945 はじめての春』(岩波書店)を原作としたグラフィックノベル。第二次世界大戦の末期を生きる少女の物語である。廃墟と化したベルリンで、恐怖と絶望を強いられながら平和を待ち望む人びとが市街戦を生きのびたようすを描いている。 クラウス・コルドンの「ベルリン3部作」は、それぞれ1918年、1932-33年、1945年という、ドイツ近代史における3つの重要な転換点に直面したある家族の暮らしが描かれている。この作品で特筆すべきは、物語で採用されている視点で、子どもや若者の目から歴史的な出来事を語り、主人公ゲプハルト家の生活を焦点を当ててストーリーを展開させているところだ。本書ではこの3部作のなかから、わたしたちの時代にもっとも近い3作目を原作として取り上げている。幼いころや10代のころに終戦を経験した多くの人たちは、すでに孫がいる年齢となり、悲惨な戦争の記憶を新しい世代に伝えようとしている。 作画のクリストフ・ホイヤーは、絵の細部にまでこだわり、綿密な調査にもとづいて、当時のベルリンを忠実に再現した。街は瓦礫に埋もれていたが、エネのような子どもたちは、破壊された国の希望だったのだ。 本書では、ベルリンで暮らす人びとの惨状だけでなく、出征していた家族や隣人、脱走兵、ナチスの少年兵、強制収容所の生還者、地下活動家、ソ連兵といった登場人物が、独ソ戦、ヒトラー政権、親衛隊(SS)の横行、強制収容所での過酷な生活をそれぞれ語る。当時のドイツを取り巻いていた歴史的背景が把握できる。 市民が空爆にさらされている、現在のウクライナと同じようなことが77年前のベルリンでも起きていた。 [あらすじ] 1945年春のベルリン。連合国軍が最後の空爆をおこない、地上ではソビエト連邦の赤軍が迫っていた。この街で暮らすエネは12歳。生まれてまもないころ、ナチスの共産党弾圧で両親が逮捕されたため、育ててくれた祖父母のもとで終戦やソ連軍の進駐を経験する。戦争のないはじめての春が訪れたある日のこと、ひとりの男が家の前にあらわれた。それはブーヘンヴァルト強制収容所から生還した、エネのお父さんだった。
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『完全版 マウス――アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語 』
¥3,850
作:アート・スピーゲルマン 訳:小野耕世 発行:パンローリング 発売:2020年5月18日 B5判、298ページ 原書:Art Spiegelman, "The Complete Maus: A Survivor's Tale", Pantheon Books(アメリカ) 30以上の言語に翻訳された名著 ピューリッツァー賞を受賞した最初のグラフィック・ノヴェル 本書は、マンガ家アート・スピーゲルマンの代表作『マウス』と『マウス II』を一体化させ、翻訳に改訂を施した“完全版"。 ホロコーストのユダヤ人生存者ヴラデックの体験談を、息子のアート・スピーゲルマンがマンガに書き起こした傑作。独自の手法と視点で、これまでに語られてこなかった現実を伝え、世界に衝撃を与えた。本書の一番の特徴は、ユダヤ人をネズミ(=マウス)、ドイツ人をネコ、ポーランド人をブタ、アメリカ人をイヌとして描いていることだ。斬新かつ親しみやすいアプローチで、読者をホロコーストの真実へと引き込んでいく。 語り手の父ヴラデックはポーランド出身。大戦後は妻とともにニューヨークに移住した。第1部では、ヴラデックの青年時代から結婚、過酷な逃亡生活を経て、ナチの手に落ちアウシュヴィッツに収容されるまで。第2部では、アウシュヴィッツでの悲惨な体験、解放、そして故郷ソスノヴェツへの帰還までが綴られている。全編をとおして、著者が父の体験談を聞くニューヨークでの場面が織り込まれている。それにより、生存によってもたらされた罪悪感を背景に、いつまでも消えない恐怖と闘うヴラデックのその後と、両親がホロコーストで負ったトラウマが、息子にどのような影響を及ぼしたのかまでを描ききっている。また、本書の第1部である『マウス』発売後の予想外の反響に、アート・スピーゲルマンが心のバランスを崩した様子も第2部に盛り込まれている。 ひとり、またひとりと家族が減っていく悲しさ、徐々に普段の生活が崩壊していくやるせなさ、迫害、飢餓、虐待、死……言葉ではなく視覚に訴えるグラフィック・ノベルだからこその恐ろしさが伝わる。全人類必読の「ある父親の記憶」。
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『台湾はだか湯めぐり―北部篇―』
¥1,650
作:捲猫 訳:三浦裕子 発行:中央公論新社 発売:2024年6月19日 A5判 152ページ 原書:捲猫『捲兔的台灣裸湯:北部篇』原動力文化(台湾) 台湾好きから銭湯ファンまで唸らせる! 世界一温泉密度の高い国・台湾をディープに楽しめ、台北からアクセス良しな、北投・烏来・金山・紗帽山の湯めぐりガイド16選。台湾人も知らないディープな銭湯? なぜ日本式の温泉があるの? 浴室で台湾グルメが食べられる?! グルメ×人情×はだかで入れる台湾お風呂情報はもちろん、意外と知られていない台湾の風呂歴史も学べる楽しいマンガエッセイ。
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『Life goes on 黒山 キャシー・ラム作品集』
¥2,860
作:黒山キャシー・ラム 発行:マール社 発売:2024年6月5日 B5変型判 (220×182mm)、176ページ やるせない、疲れた、ずっと休んでいたい。それでも明日も、生活は続く……。 香港と台湾を拠点に活躍する人気イラストレーター、黒山 キャシー・ラム、日本初のイラスト作品集! 食べて・寝て・働いて・遊んで、気ままに日々を謳歌する猫や犬、カピバラなどの動物たちの姿に、どこか自分に似たものを感じます。 新作18点を含む、鉛筆と水彩で描かれたイラスト作品約250点を掲載。フィギュア作品の写真や描き下ろしの6ページコミック作品も合わせて、著者のユニークな世界観をお楽しみください。 巻末には、水彩イラストのメイキング紹介、作品のランダム解説やQ&Aコーナーもあり、著者の人となりや創作メソッドを垣間見ることができます。日本の読者のために描き下ろした新作やメッセージにも注目です。
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『せんそうがおわるまで、あと2分』
¥1,980
作:ジャック・ゴールドスティン 訳:長友恵子 発行:合同出版 発売:2023年4月14日 B5変型判 縦215mm 横185mm 58ページ 原書: Jacques Goldstyn, "Jules et Jim, frères d'armes", BAYARD CANADA, 2018(カナダ) ジュールとジムは、同じ日に同じ村で生まれた幼なじみ。 ジュールより2分早く生まれたジムは、いつもジュールより速く、強く生きてきました。 第一次世界大戦がはじまり、2人は兵隊に行きます。 しかし戦場は壮大で輝かしいものではなく、泥まみれでみじめなものでした。 いよいよ戦争をおわらせることは決まりましたが、11月11日11時、その時までジュールとジムは戦場へ出向くことを命じられます。そして―― 実際の出来事から着想を得て作られた、シンプルなメッセージが深く心に残る絵本です。 作者は『おなじ星をみあげて』(辻仁成 訳、春陽堂書店、2021年)でカナダの児童文学賞を受賞した人気作家ジャック・ゴールドスティン。軽快なタッチに比して、悲しい戦争のリアリティを伝えます。
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『ゴルディータ こうやってできてる』
¥1,500
SOLD OUT
作:デイジー・ルイス 発行:Twin Palace Press 発売:2024年5月 B5版、フルカラー、40P(表紙込) 原書: Daisy Ruiz, "Gordita: Built Like This", Black Josei Press, 2022(アメリカ) ラティーノの女子中学生ゴルディータは、容姿やスタイルについて同級生からいつも揶揄われていて気にしている。2000年代のサウスブロンクスの中学校を舞台に、ルッキズムに基づくからかいから立ち上がるティーネイジャーの物語。 2023年のイグナッツ賞”Outstanding Comic”部門を受賞。
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『The Gift』
¥1,500
作:ジャミラ・ロウザー 画:サム・ウェイド 発行:Twin Palace Press 発売:2023年 B5版、フルカラー、44ページ 原書: Jamila Rowser, Sam Wade, "The Gift", Black Josei Press, 2023(アメリカ) 博物館で父親とアフリカ文化の展示を見た少女ケニア。自分のルーツに興味を持つが、父親にはわからないと言われ、もどかしい思いを抱える。そんな彼女の目の前に現れたのは…。 セリフは英語ですがとてもやさしい英語で、セリフの少ない幻想的で美しい作品です。 作者ジャミラ・ロウザーのあとがき「The Giftができるまで」は日本語訳されています。
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『グラフィック版 ソフィーの世界(下)哲学者からの不思議な手紙』
¥2,640
原作:ヨースタイン・ゴルデル 作:ヴァンサン・ザビュス 画:ニコビー 監修:須田 朗 訳:山本知子 発行:NHK出版 発売:2024年5月21日 B5判 264ページ 原書: Jostein Gaarder, Vincent Zabus, Nicoby, Philippe Ory "Le Monde de Sophie - La Philo de Socrate à Galilée", Albin Michel, 2022(フランス) 世界でいちばんやさしい哲学をコミックで読む! ある日、少女ソフィーのもとに届いた差出人不明の1通の手紙。そこにはたったひとこと「あなたはだれ?」とだけ書かれていた。それは「哲学」への招待状だった。世界的ベストセラーの哲学ファンタジーがフランスの人気作家によるコミック、バンドデシネになってオールカラーで登場!
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『グラフィック版 ソフィーの世界(上)哲学者からの不思議な手紙』
¥2,640
原作:ヨースタイン・ゴルデル 作:ヴァンサン・ザビュス 画:ニコビー 監修:須田 朗 訳:山本知子 発行:NHK出版 発売:2024年5月21日 B5判 264ページ 原書: Jostein Gaarder, Vincent Zabus, Nicoby, Philippe Ory "Le Monde de Sophie - La Philo de Socrate à Galilée", Albin Michel, 2022(フランス) 世界でいちばんやさしい哲学をコミックで読む! ある日、少女ソフィーのもとに届いた差出人不明の1通の手紙。そこにはたったひとこと「あなたはだれ?」とだけ書かれていた。それは「哲学」への招待状だった。世界的ベストセラーの哲学ファンタジーがフランスの人気作家によるコミック、バンドデシネになってオールカラーで登場!
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『マンガで読む 資本とイデオロギー』
¥3,520
作:クレール・アレ 画:バンジャマン・アダム 企画/原案:トマ・ピケティ 訳:広野和美 発行:みすず書房 発売:2024年5月16日 B5変型判 重さ 435g 176ページ 原書: Claire Alet, Benjamin Adam, "Capital et Idéologie en bande dessinée", Editions Seuil, 2022(フランス) 「今日までのあらゆる社会の歴史は、さまざまなイデオロギーと正義を追求する、闘争の歴史である」 ――トマ・ピケティ 不平等の原因はなんなのだろう? なぜ不平等はなくならないのだろう? ある貴族の家系を、フランス革命、帝国主義、ふたつの世界大戦、戦後の高度成長期、そして1980年代の保守革命から、格差が拡大する現代までたどり、その8世代の人々が直面した富と社会の変貌から、こうした格差の謎にせまる。 不平等の歴史的変化を理論的に分析してきた世界的権威の仕事を、わかりやすく理解できる入門書。
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『紐育百景』
¥5,500
作:エイドリアン・トミネ 訳:長澤あかね 発行:国書刊行会 発売:2024年5月20日 B5変型判 180ページ 原書: Adrian Tomine, "New York Drawing", Drawn and Quarterly, 2012(カナダ/アメリカ) 紐育(ニューヨーク)に愛をこめて 『サマーブロンド』『キリング・アンド・ダイング』『長距離漫画家の孤独』などのグラフィック・ノヴェルで知られるエイドリアン・トミネ、初の画集NEW YORK DRAWINGS日本版がついに登場! 『ニューヨーカー』誌のカバー・イラストレーションを中心に、ストリート・スケッチや描き下ろしコミックを満載した作品集。 2004年、漫画家・イラストレーターのエイドリアン・トミネは生まれ故郷のカリフォルニアからニューヨークに引っ越し、人生でも仕事でも新たな一歩を踏み出した。何かに駆り立てられるように街の人たちや風景を描くことで慣れない環境になじみ、同年後半には、作品が初めて『ニューヨーカー』の表紙を飾ることになった。以来、トミネと老舗雑誌とのパートナーシップは、名高いさまざまな作品群を生み出し、このユニークな街に対する唯一無二の視点を提供し続けている。生命力とユーモアにあふれ、ささやかな出来事がぎゅっと詰まった『紐育百景』は、第二の故郷に対するトミネのオマージュであり、ニューヨークが彼のアートに与えたひらめきと影響の記録でもある。
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『ぶらぶらソング』
¥2,400
SOLD OUT
作:PETER MANN 原書: PETER MANN, "芭樂歌 BLA BLA SONG", 尖端出版, 2022(台湾) 台湾の鬼才PETER MANNによる4つの珠玉の短編集。 短編漫画をもとに日本と台湾のミュージシャンが楽曲を書き下ろすという画期的プロジェクトで、台湾の漫画賞、第14回金漫賞で新人賞とクロスメディア応用賞をW受賞。 TRACK 01- A Song For You TRACK 02- Office Love TRACK 03- Dream ♥ Baby TRACK 04- Bala Song
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『ブラを燃やす。恋をする』
¥2,420
作:アルフィ 訳:ハナ 解説:安田葵 発行:ころから 発売:2024年5月10日 A5変形判 縦197mm 横148mm 厚さ17mm 216ページ 並製 原書: Alfie Lee, "UR OWN XXX", Bits, 2021(韓国) "友達”なら、こんなに傷つかないーー 女性どうしの「ままならぬ」恋を描く韓国発のグラフィックノベル! 「読書サロン」主宰の安田葵さんの解説を収録 アジアルーツの漫画を紹介するKGBシリーズの第三冊。
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『ジオストラテジクス マンガで読む地政学』
¥2,420
作:パスカル・ボニファス 画:トミー 訳:大西愛子 監修:鈴木悠介 発行:日経ナショナルジオグラフィック 発売:2024年4月30日 縦250mm 横190mm 厚さ15mm 重さ 500g 184ページ 原書: Pascal Boniface, Tommy, "Géostratégix: La géopolitique mondiale de 1945 à nos jours en BD", Dunod, 2022(フランス) 「これほど分かりやすい現代史の教科書はない。 地政学とは人間の生きる知恵と関係する学問だ」 出口治明(立命館アジア太平洋大学 学長特命補佐)さん推薦! 1945年以降の世界の動向とその理由を、分かりやすくマンガで読む。 要点をおさえた文章に加えて、よく似た歴史上の人物たちによって、直感的に分かります。 例えば表紙に描かれた人物それぞれが、何をした人か知っていますか? マンデラ/ゲバラ/トランプ/ゴルバチョフ ナセル/ド・ゴール/ガンディー アインシュタイン/サッチャー 現代史をさっくり復習したい人も、 過去の経緯を楽に知りたい人も、 読んでいるうちに世界の流れが理解できるようになります。
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『海賊たちの黄金時代 死の王の旗の下に』
¥1,980
原作:マーカス・レディカー 画:デイヴィッド・レスター 訳:笠井 俊和 発行:花伝社 発売:2024年4月22日 A5判 144ページ 原書: Marcus Rediker, David Lester, "Under the Banner of King Death: Pirates of the Atlantic, a Graphic Novel”, Beacon Press(アメリカ) 彼らはなぜ、「海賊」となったのか? 舞台は18世紀初頭、植民地支配と海上交易の全盛期。掠奪を繰り返し、死の王の旗(ジョリー・ロジャー)のシンボルで恐れられた海賊の多くは、最下層の労働者として酷使されることからの逃走を試みた、船乗りたちだった。権力者に抵抗すべく海賊となった彼らは、船上に自分たちのユートピアを創り上げていく。 歴史研究を元に「悪役たち」の新たな一面に迫る、渾身のグラフィックノベル。 自由、尊厳、富をすべての海賊に、平等に―― 「労働のさなかに障がいを負い、賃金をごまかされ、腐った食料を与えられ、専制的な権力をもつ船長によって甲板のそこかしこで鞭打たれていた海の男たち(そして少数の女たち)は、海賊船の上では根本的に異なる生活を築いた。……それは驚くほど平等主義的なものであった。海賊たちは、病躯や負傷のために働くことができない者に掠奪品の分け前を与えることにより、原始的な社会福祉制度をつくり出しさえした」 ──「序文」より
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『北極で、なにがおきてるの? 気候変動をめぐるタラ号の科学探検』
¥1,650
作:ルーシー・ルモワン 画:シルバン・ドランジュ 訳:パトゥイエ 由美子、小澤 友紀 発行:花伝社 発売:2024年4月22日 A5変型判 60ページ 原書:Lucie Le Moine, Sylvain DORANGE, "Le réchauffement climatique - Mission Tara en Arctique”, Editions Milan(フランス) 「この暑さは北極では普通なの?」 「すべてが終わったわけじゃないよ 大人たちにも行動を起こしてもらおう!」 「私たちは世界を終わらせるつもりはないよ!」 「何もしなければ数十年以内には夏に海氷がほとんどなくなってしまう」 北極圏における地球温暖化の影響を調査したタラ号北極プロジェクトでの実際の探査を元に描かれた、気候変動の最前線がわかるバンド・デシネ。 地球をこれ以上破壊させてたまるもんか!――私たちに今、できることは?
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『ピロスマニ 放浪の画家と百万本の薔薇』
¥2,200
作:ギオルギ・ガメズ 訳:児島康宏 発行:書肆侃侃房 発売:2024年4月15日 A5判 88ページ 並製 原書:George Gamez, "ფიროსმანი”, George Gamez Publishing(ジョージア) 私の絵はジョージアには必要ない なぜならピロスマニがいるからだ ――パブロ・ピカソ ピカソが絶賛し、ジョージアでは国民的人気を誇る放浪の画家ピロスマニ。彼がモデルとなった名曲「百万本のバラ」は歌手・加藤登紀子によって日本でも大ヒット、現在も歌い続けられている。 女優マルガリータとの運命的な出会いと失恋、別れ。失意のうちに世捨て人として孤独に人生を終えたピロスマニの人生が甦る感動のグラフィック・ノベル。 ********** ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使推薦!! ニコ・ピロスマニの絵は一度観ただけで心に届く不思議な力を持っています。 愛に人生を捧げたピロスマニは、同時に貧しく世にも儚い生涯を送ることになったのです。 この本では、我らが愛する「ニコ」という人物を垣間見ることができます。 ********** 【あらすじ】 小さな店を営みながら貧しくも気ままに暮らす画家ニコは、街にやってきたフランス人歌手・マルガリータに運命的な恋をする。毎日毎日贈りものを届け、ついには自分の店まで売り払って荷車9台分の赤いバラを贈ろうと思いつく。ジョージアで愛される偉大な画家ニコ・ピロスマニが人生を捧げた、マルガリータへの愛の物語。
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『マンガって何? マンガでわかる マンガの疑問』
¥1,980
編集・監修:京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター イラスト:ホリグチイツ 発行:青幻舎 発売:2024年4月12日 A5判 144ページ マンガミュージアムが、マンガ愛を込めておくるQ & A 今さら聞けないマンガの「?」をともに考える、マンガ研究の入門書! 本書は「マンガって何?」の問いに対してマンガの歴史や作り方、広がり方などさまざまな切り口で考える内容です。 意外と知らないマンガにまつわる疑問を考えることで、今まで感じていたマンガの魅力が何倍にもふくらみ、より立体的に楽しめるはずです。 浮世絵から海外マンガ、数字でみるマンガ産業、拡大する電子出版…マンガをとりまくトピック盛りだくさんでご紹介します。 ◎マンガとイラストを織り交ぜながら紹介! 本書の登場人(ニャン)物は、京都国際マンガミュージアムで働くことになった新人・ねこ学芸員と教育係のねこ博士。 おっちょこちょいだけどやる気とマンガ愛に溢れるねこ学芸員が、ときに熱く、ときに冷静に、博士から教えを受けながら日々成長していく物語です。
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『チョコかバニラか?』
¥2,530
作:ジェイソン・シガ 訳:岩城義人 発行:アリス館 発売:2024年4月2日 B5変型判 80ページ 原書:Jason Shiga, "MEANWHILE”, Harry N. Abrams(アメリカ) 「チョコレートアイスにする? それともバニラ?」 たったひとつの選択で、世界は一変する…… アイスを食べてお腹が痛くなってしまった主人公のジミー。 トイレを借りようと偶然おとずれた研究所で、博士から3つの発明品を紹介される。 過去に戻れる「タイムマシン」、ひとの記憶を読みとれる「スクイッド」 そして、外の世界をスイッチひとつで絶滅させてしまう機械「キリトロン」。 さあ、君ならどの発明品を使ってみる? ひとつひとつの選択が、物語を幸せな結末に、あるいは破滅へとみちびいていく。 読むたびに新たな物語が生まれる、アドベンチャー・ゲームブック!
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『猫と僕の日々 2 それでもやっぱり猫が好き』
¥1,540
作:ジェフリー・ブラウン 訳:飛田野裕子 発行:辰巳出版 発売:2014年12月12日 B5変型判 / 108頁 / ハードカバー 原書:Jeffrey Browm, "Cat Getting Out of a Bag and Other Observations”, Chronicle Books(アメリカ) ジェフリー・ブラウン(JEFFREY BROWN)猫本シリーズ第2弾。 大ヒット絵本『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』の作家が描く、猫あるあるに世界の猫好きから共感の声が続々!
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『猫と僕の日々 1 だからやっぱり猫が好き』
¥1,540
作:ジェフリー・ブラウン 訳:飛田野裕子 発行:辰巳出版 発売:2014年11月12日 B5変型判 / 108頁 / ハードカバー 原書:Jeffrey Browm, "Cats Are Weird: And More Observations”, Chronicle Books(アメリカ) 大ヒット絵本『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』の作家、ジェフリー・ブラウン(JEFFREY BROWN)の隠れた人気シリーズがついに発売。 愛猫との日常をジェフリー・ブラウンらしいユニークな視点・観察力で描いた"じわじわハマる"話題の猫コミック、ついに邦訳化。
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『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』
¥1,320
作:ジェフリー・ブラウン 訳:富永晶子 発行:辰巳出版 発売:2012年5月28日 B5変型判 / 64頁(オールカラー) / ハードカバー 原書:Jeffrey Browm, "Darth Vader and Son”, Chronicle Books(アメリカ) すべてのスターウォーズファンに贈る笑って泣けるユーモアブック。 ダース・ヴェイダー(父)&ルーク・スカイウォーカー(息子4歳)、銀河の彼方で繰り広げる父と息子の日常ストーリー "もしも、ダース・ヴェイダーが子育てに積極的だったなら" シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーは、反乱同盟軍の英雄たちと戦うべく、銀河帝国軍を率いる。だが、そのまえに、まず4歳の息子、ルーク・スカイウォーカーと 遊んでやる必要がある・・・
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『エチオピアの季節 チャイナフリカ、マキアート、内戦前夜の3年間』
¥1,980
作:ヴァンサン・ドゥフェ、カリム・ルブール 画:レオ・トリニダード 訳:石村恵子 発行:花伝社 発売:2024年3月22日 A5変型判 208ページ 原書:Vincent Defait, Karim Lebhour, Léo Trinidad, "Une Saison en Éthiopie Chinafrique, répression et macchiato", Steinkis(フランス) 奇跡の経済発展を遂げたエチオピア、その光と影―― “地球最後のフロンティア”アフリカ。その模範的成長モデルと呼ばれたエチオピアで、何が起きていたのか? 「この国はすごいスピードで変わってる」「パパは、エチオピアがまた戦争になると思う?」 「彼らは、外国人はみな中国から来たと思ってるんだ」 「選挙なんて何の役にも立ちゃしません」 「それでも、この国は素晴らしい」 現地取材から見えてきた「アフリカの星」のリアルに迫る、ルポルタージュ・バンドデシネ。
大阪・谷町六丁目にある海外コミックスのブックカフェです。
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